ニュートラルポジション

私の読んだ本や聞いた音楽などを紹介し、感想を書くブログです。

メールで送りたい場合はメールフォームからお願いします。


サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
少し、お久しぶりです。

以前、古写真を見るのに、はまっていると書きましたが、戦前、戦時中に公開された映画をレンタル店で数本借りて見ていました。
もともと、映画やドラマはあまり見ないほうなのですが、「戦前の映画である」という点のほうの興味がまさり、めずらしく、映画を見ました。
さほど集中しては見ていませんが、当時の映像や言葉づかいなど、興味深く見ました。

あまり、レンタル店にはそういうのが置いてなかったので、その中から、溝口健二監督と黒澤明監督の作品を見ました。
特に、黒澤監督の映画は思ったより、見やすかったですね。

「姿三四郎」と「一番美しく」(だったかな…)を見ました。
「姿三四郎」は明治時代が舞台の1943年に公開された映画です。
戦時中であり、戦意高揚を求められる時代でありました。
「姿三四郎」は一部カットされたのですが、戦争が終わったあと、カットした部分を探したそうですが、見つからなかったそうです。
昭和27年にカットされたままのものにテロップでその背景やカットされた場面の説明をしたものを見ました。
その後、ソ連崩壊後のロシアで一部のフィルムが発見されたそうです。(旧満州経由でソ連にあったみたいです)
柔道映画でした。
テロップでの説明を見る限り、カットの理由がよくわからなかったのですが、当時の時代背景もあるので、よくわからない理由での検閲はあるみたいなので、仕方がないのですが。(電気の節約のため、というのもあったみたいです。Byウィキペディア)
黒澤監督の映画を見るのは今回が初めてで、「姿三四郎」は「一番美しく」の次に見ましたが、堅苦しいイメージがあったのですが、意外とそうでもないですね。
少々軽いシャレや、ほんのり甘酸っぱい恋の場面などがいい感じで描かれていますし、見せる部分では重厚に描いていて、緊張を緩和がはっきりしていて、見やすく飽きない映画でした。
さすが、大物の監督だなあ、と思いました。

「一番美しく」は1944年公開の映画なので、さすがの黒澤監督も戦意高揚映画を撮らなければならなかったようで、黒澤作品、というイメージとは違った感じの作品でした。
溝口監督もこの時期は自分の色を抑えてとっていたみたいです。
評価、というより、「ああ、こういう時代なんだ」という感じで見ました。
ただ、本当の住み込みの寮がある集団労働をしている会社で撮られていて、女優陣は化粧っけもなく、そこに住み込んで撮影したリアルなもので、当時のきつい労働をさせられていた場所がどんなところだったかがわかる映画です。
でも、ちゃんと物語になっていて、女優陣もちゃんと美しく撮られていました。

溝口監督の「名刀美女丸」のDVDで、特典として、当時、セット建築の監督として、溝口作品に参加されていた、映画監督の新藤兼人監督が当時のことを語っていました。
「戦時中の後半からはフィルムが配給制になり、映画の時間を短くせざるをえなかった」
「撮りたい作品が撮れなかったが、そんな中でも、自分の色を少しでも描いて撮った」
という感じの内容を言っていました。(「」の文章は私が内容を解釈したものです。新藤監督の語り方、言葉の使い方とは異なります。が、内容は出来るだけ忠実に思い出して書きました。その旨をくみ取っていただけると幸いです)

戦時中の末期の作品は溝口監督も黒澤監督も苦慮しながら撮ったことが伺えました。

「姿三四郎」に関しては「続 姿三四郎」も見てみようと思っています。

長々、とりとめもなく、書いて申し訳ありません。
スポンサーサイト
コメント
あら、もったいない!
>特に、黒澤監督の映画は思ったより、見やすかったですね。
あらら、食わず嫌いだったんですねぇ(汗)。
私も10代の頃、黒澤監督が“影武者”で復活した際、みんながやたら持ち上げるので、“何でぇ!”と思ってました。
それが、たまたま全盛期の頃の作品群をテレビで観て、黒澤ファンになってしまいました(苦笑)。
やはり、日本映画史上最高の映画監督と言われる理由はあると思います。

>もともと、映画やドラマはあまり見ないほうなのですが
もしかするとred hotさんは、お子さんの頃、あまり良い映像作品に出合ってないのかも?
80年代から、映画もドラマも極端に質(監督や俳優)が落ちているので、red hot さんのように、感性の鋭い人に値しない映像作品ばかりになってしまったので、映画やドラマはあまり見ない人生?になってしまったのでしょうかねぇ?
2008/02/23(土) 23:26:31 | URL | オランダの薔薇 #-[ 編集]
オランダの薔薇さん
遅くなって、すみません。
コメント、ありがとうございます。

感性が鋭い、といっていただいて、うれしいです。
自分自身は鋭いかどうかはわかりませんが。
それはともかく、ある時期は両親が見ている映画やドラマを横で見ていた時期は、結構、見ていたと思います。
私が映画やドラマを見なくなったのはおそらく、小学校5年生のころくらいだと思います。
このときから漫画もあまり読まなくなったのですが、見なくなったり、読まなくなった理由は特にないと思います。
ただ、なんとなく、ですね。
良い作品を見ていない、というのはあるかもしれません。
ただ、それ以前に、物語を追いかけるのが苦手なので、見なくなった、というのもあると思います。
映画、漫画、ドラマ以外にも、小説もあまり読みませんし。
映画やドラマなどを見ない人生は、見ている人に比べて、どうなのか?、というのはよくわかりません。
損をしているのかもしれませんね。
よく、わかりませんが。
2008/03/05(水) 22:25:23 | URL | red hot@管理人 #-[ 編集]
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://redhotmuzik.blog12.fc2.com/tb.php/653-df0cae9d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。