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私が以前、よく見に行っていたホームページ「ジンナイ*コムWEB」(現在は閉鎖)で知り合った、お笑い好きの男性、yossy016くんのブログ「お笑いと日常生活の間で・・・」の中で、こんな問題提起がありました。

お笑いブームとは?今一度考えてみる。(「お笑いと日常生活の間で・・・」のyossy016くんより)

「エンタの神様」のG氏については、私がこのブログで2回ほど、

「日本テレビはお笑いと芸人にリスペクト心(尊敬する心)がない」

と書きましたが、その中でも一番ひどいのはこのG氏だと思う。(日テレに中にもそうではない人もいるにはいるが)
あまりにもひどいので、今回のテーマで料理するには値しないと思うので、今回は無視します。

今回のテーマは「お笑いブーム」。
この「お笑いブーム」という言い方はマスコミが以前はお笑い低迷期に使うことが多い言葉でありました。
今は実際「お笑いブーム」であるので、使っていますが、かつてはお笑いが低迷していて、でも、お笑い好きの一部の人たちはお笑いを求めているので、少なからず、劇場へ行ったり、吉本の若手が出る劇場、心斎橋筋2丁目劇場(現在は閉鎖)のファンクラブに入って、情報交換したりして、局地的ではあるが、盛り上がっているところを見つけつつ、細々、お笑いを見ている人もいる。
そういう人たちが小さく盛り上がっているところにマスコミの中にもお笑い好きはいるので、部数は見込めないものの、なるべく、一般的に受け入れやすそうな風に雑誌を作り、ブームじゃないのに、
「ブームありますよ」
という感じで無理やり、
「お笑い○○世代」
なんて、名づけて、何とかひきつけようとしていた。
しかし、すぐ、廃刊になってしまっていたが…。
なので、今は、
「お笑い第4次ブーム」
なんていっていると思うけど、「○○世代」と言わなくなったのはいいものの、
「お笑い第4世代って、あったよな」
とか、
「じゃ、第4次って、何をさして、第4次なの?」
という疑問もわくし、第4次と第4世代っているのは、
「本当は来ていない第4世代ブームをごまかすための、「第4次ブーム」なのではないか」
と思うわけです。
そもそも、何を指し、どの辺をスタートとして、世代分けしているのだろう。

お笑いのルーツなんて、さかのぼれば果てしなく、昔である。
能の幕間に「狂言」というコントの原型のものがあったり、文学の世界なんか、川柳に対抗した「狂歌」というのもあった。
歌舞伎文化と時を同じくして、落語も広く愛され、今に至る。
漫才で言えば、漫才の原型といわれる、各地の萬歳(音曲を中心とした、御殿漫才や門付き芸など)があり、お笑いの現在のスタイルの原型、「寄席スタイル」、つまり、お金をとって、舞台で芸を見せる、というスタイルを考案、実行したのが尾張萬歳の一座、鈴木源十郎一座という人たちがいて、この人たちがこのスタイルを萬歳で始めたという。
その後、大阪の河内方面の出身の河内音頭の使い手で玉子売りの玉子家円辰という、のちの関西の漫才会の重鎮、エンタツ・アチャコの師匠という人がいた。
この人が玉子の行商のかたわら、鈴木源十郎一座の鈴木源十郎に音曲漫才を習っていたので、尾張萬歳を披露し、自分の得意分野の河内音頭、その、間、間に一人しゃべりを披露した。
その、一人しゃべりが好評になり、そちらがメインとなり、それが2人の掛け合いとなり、漫才が生まれたとされる。
その後はミスワカナ・玉松一郎などの漫才師が生まれる。
漫才作家には秋田実さんという、のちの漫才界に大きな影響を与える人も生まれた。
これが戦前までの話である。
戦時中の話は以前「読んでみたい本」の中で、戦争に行った兵士へ送るための「読む漫才」の話を書きましたが、ミスワカナなどの漫才師の姿を思い浮かべながら、読んでいたのではないか、といわれています。

戦後、ダイマル・ラケットなどが出てくる。
娯楽に飢え、戦後間もない時代背景などで、お笑いが台頭する。
そして、浮き沈みを繰り返しつつ、たけしさんやさんまさんなどが出てきて、その後にはダウンタウンと、お笑い界の地位は向上した。
そして、現在に至るわけである。

ただ、お笑いブームの文献を見るに、戦前時代を入れて、歴史を紹介していないが多いわけである。
こんなにあやふやな定義なのである。
まあ、世代分けの疑問についてはここまでにしますが。

戦後間もない頃はラジオ中心社会でラジオから流れる、落語や漫才などを聞いていたと思うのだ。
それが、大量消費社会の象徴のひとつ、テレビの登場で漫才は大量に消費されていく。
ビデオの登場で記憶もたくさん、残される時代である。

芸人のネタというのは昔はほとんど、漫才の作家さんが書いたネタをやっていたが、今は芸人さん自体が書いていることが多い。
どちらにしても、構成作家の経験があるラサール石井さんの話によれば、
「(お笑いを中心にした)作家は3年が限界」
とおっしゃっているし、松本人志さんは、
「テレビではネタはすぐ消耗される。
同じネタをやれば、「またあのネタ」と言われる。
本来ネタというものは芸人が2~3得意ネタを持っていて、それを舞台でとっかえ引返しながらやるものなのである」
とおっしゃっていた。
今回のお笑いブームは「ネタブーム」でもあるので、私はネタの消耗のことが気になる。
ネタブームなので、どうしても芸人たちにネタをやらせたがる、今のお笑いファンが多いけど、お笑いを愛し続けていただけるのであれば、のべつまくなしに「ネタをやらせろ」とはいわないでほしい。
確かに、お笑いが低調な時代はネタ見せ番組自体が無く、私のようなお笑い好きは年に2回くらいNHKがやる、若手のネタ見せ番組はいつ放送されるのかを新聞のラ・テ欄で血眼になって探していたものである。
ネタ番組が無さ過ぎるのも問題だけど、ありすぎるのは良くない。
私はそう思うのだが…。

私がいつも見させていただいているブログ「昨日の風はどんなのだっけ?」さんがこんなことを書いています。

■[テレビ] お笑い芸人に歌とゲームコーナーは付き物(「昨日の風はどんなのだっけ?」さんより)

この中でいわれているのは、芸人はネタ見せだけしたいという人は少ないということ。
昔の芸人さんも多くレコードを出しているし、今もCDを出す芸人は多い。
テレビでお笑い以外のことをやりたくないのであれば、「昨日の風はどんなのだっけ?」さんがおっしゃっているように、ラーメンズ、はたまた、GO!ヒロミ44さんや鳥肌実さんのようにテレビを中心としない活動をすればいいのである。
おそらく、そうしたければ、テレビに出ないで、舞台などの活動をしていると思う。(まあ、ラーメンズ以外はテレビで流しにくいというのも理由なんだが…)

お笑いブーム自体の話をします。
いったい、何を定義のお笑いブームというのでしょうか。
たくさんの人が注目し、参加したがるから、ブームというのだと思います。

今回のブームはネタ見せブームである。
ネタ見せ番組がたくさん増えたこと。
DVDが売れること。
お笑いの舞台が多く行われていること。
テレビに出る若手芸人が増えたこと。

これをまとめて、ブームというのだと思います。
エンタの神様のG氏のように、「テレビのブームのみ」みたいな言い方はやはり、おかしい。
いろんな要素がまとまってあるのだと私は思う。
また、それをまとめていいたがるマスコミが作ったブームともいえる。
大きな芸能会社もその方がありがたいので乗っかる。
場合によっては仕掛けることもある。成功、失敗、両方あるが。
私は昔、お笑いとダンスをやっていた「吉本天然素材」があまり好きではなかった。
しかし、今思えば、お笑い以外のことをやっていたから、イヤなのもあったけど、あれもひとつの手段なんだなあ、と思う。
ブームは作られたり、自然に出来たりするものだと思う。
気づいて騒ぎ出したり…、ね。
それを定義したがるから、何においてもブームというのがあったりする。
だが、お笑いに関しては昔からある文化であり、簡単に廃れるものではないと思う。
見る人が多いか少ないかの違いだ。
私はお笑いの人気が低調のときでもお笑いを求めていたので、確実にブームに関係なく、お笑いを求めてしまうタイプだと思う。
そんな感じがするので、別にお笑いブームであろうと、なかろうと、私には関係ない、と思っている。
確かに外野はうるさいけど、気にしていてはお笑い好きは継続できない。
ブームのときはありがたく便乗し、ブームじゃないときは細かく調べてお笑いを捜し求める。
そんな気持ちでお笑いを見てほしいです。
このブームで新たにお笑い好きになった方があれば、頭を硬くせず、柔軟な考え、気持ちで見てほしい。

長くなり、まとまりもないものになってしまいました。
申し訳ないです。

参考になった資料:

昔の萬歳、万歳の音源が入っている「萬歳から漫才へ~ルーツ篇」です。
玉子家円辰さんの声も入っています。


ラサール石井さんのお笑い人生やいろんな芸人さんの分析がされている「笑うとは何事だ!」という本です。
構成作家時代の話も書いてあります。


「芸人のネタは2~3のネタを持ち、それをとっかえひっかえして使うのが本来の姿」というような内容のことを書いた部分がある、松本人志さんの本「遺書」です。
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